今回は
「貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!」
という本を読んだ感想について書いていきます。
タイトルの名前がやたら長い本なので、ここでは
「お金に困らない方法」
と短縮して説明いたします。
この本を読むことによって得られる情報は
- 確定申告、社会保険料、年末調整といった社会人が知っておくべき言葉の内容を具体的に理解できる。
- つみたてNISA、iDeCoなど将来の貯蓄の向けた投資信託を学ぶことができる
社会人である以上、言葉は知っていても内容をよく知らないって方は多いと思います。
なんで年末調整するの?
確定申告って自営業の人だけじゃないの?
そうお考えならこの一冊は買ってみる必要があります。
またこの記事の後半ではマネーリテラシーを扱った、「お金の大学」という本との今回の本との内容の比較を書いてますのでご覧ください。
本の特徴
まずはこの本の特徴について書いていきます。
コミック形式で笑える内容である。
「お金に困らない方法」では、コミック形式が7割を占めています。
普段コミックは読むけど、文字が敷き詰められた本を読むのは眠くなるので嫌いだ。
そのような方にはこの本はおすすめです。
ところどころギャグ要素をとりいれた本になっているので、ニヤニヤしながら楽しく読めてしまいます。
税金や投資信託の話となると、どうしても堅苦しい内容をイメージしてしまいがちですが、本書では柔軟に解説しているので、すんなり理解しやすい内容になっています。
給与から天引きされる社会保険、税金の控除について詳しく書かれている。
あなたが会社からもらう給料。
その給料明細をみてあなたはこう思うことはありませんか?
- 給与から引かれ高すぎる所得税、社会保険料高すぎる!
- 給与からこんなに天引きされて、一体何に使われてんの?
汗水働いて稼いだあなたの所得、まるまる100%欲しいですよね。
でも実際は所得から税金や保険料が天引きされて、その手取りが自分の口座に振り込まれます。
所得から引かれる額は2~3万円、かなりの額です。
そうなると、天引きされた額は一体何に使われているのか、社会保険料、税金の内容について知りたくなりたいと思いませんか?
その内容を「お金に困らない方法」では丁寧に解説しているんです。
また会社員なら必ず耳にする、「年末調整」「確定申告」について分かりやすくかかれています。
確定申告は、自営業や高額所得者だけでなく、一般のサラリーマンでも確定申告をすることで税金を抑えることができることを知っていましたか?
- 住宅ローンを払っている
- 入院や通院が多くて、1年間に多額の医療費を払っている
こういう経験をされている方はいませんか?
一般のサラリーマンも、「確定申告を行わないと損をしている」ことを書いています。
「自動車税の請求は通知が家に届く」くせに、こういった税金の一部を控除する内容は自分で申告しなければ税金を安く抑えることができません。
実にいやらしい話ですよね。
また、税金控除対策の一つとして、「ふるさと納税」のこともかかれてます。
ふるさと納税は、特定の自治体へ寄付する事により、その自治体からお礼の品が送られてくるうえ、あなたが支払った2000円(自己負担額)以外の残りは、住民税控除に充てられる点が嬉しいですね。
これも確定申告をする必要があります。
(ワンストップ特例制度という制度を利用すれば、確定申告の必要はありません)
ちなみに、ふるさと納税で控除される上限額は収入や家族構成によって異なるので注意してください。
投資信託(つみたてNISA,IDeCo)を詳しく解説している
最近話題となっている投資信託「つみたてNISA」「iDeCo」について解説しています。
投資というと、損をするマイナスイメージがを持たれている方がいるかもしれません。
しかしつみたてNISA、IDecoは将来に向けた小額から始められる積み立て投資なので、たとえ元本割れ(投資額よりも少なくなる)してもリスクが少ないメリットがあります。
また10年以上長期的に資産運用することにより、超低金利な銀行に預金するよりもお金を増やしていくことができることをこの「お金に困らない方法」では書かれています。
また実際に楽天の投資信託の手続き画面の写真が掲載されているので、実際に本を見ながら手続きを行うことができるのも嬉しいですね。
なお、ここではつみたてNISA、IDeCoについての説明は割愛いたします。
「お金の大学」との違いは?
私はYoutubeで人気の動画、リベラルアーツ大学の両学長が出版した「お金の大学」という本を持っています。
どちらも素晴らしい本で、お金のことについて詳しく学ぶことができます。
今回の本と、お金の大学の本の違いってなんだろう?
どちらか片方しかもっていない、もしくはどちらも持っていない人からするとそうお考えでしょう。
それぞれの特徴の違いを以下の表にまとめましたので参考にしてみてください
お金に困らない方法 | お金の大学 |
---|---|
コミック形式 | 会話形式 |
投資信託の説明は5割。 ・実際の楽天証券画面を掲載 ・続きを丁寧に解説 | 投資信託の説明は2割ほど ・つみたてNisaがメイン |
図やイラストがモノクロ | イラスト多めでカラー |
副業についての説明はない | 副業について説明している ・Webデザイナー ・プログラミング ・ハンドメイド など |
初心者のためにどっちも税金やお金についての解説本だよね?
じゃあ、どちらを買ったらいいの?
私は両方もってますが、どちらか一方を買いたいという方もいるのでそれぞれ解説していきます。
「お金に困らない方法」はこんな人向け
コミックが好きな人
社会保険、年末調整、確定申告のしくみを理解したい人
未来の貯蓄の為に、投資信託を始めたいと思っている人
主にビジネスマン向けに書いてある印象があります。
「将来に向けた貯金を重視したい方」をターゲットにしている印象です。
「お金の大学」はこんな人向け
両学長のファンである。
カラフルなグラフや図が多く、文章はあまり読みたくない人
家計の見直し、副業、投資などお金の流れ全体の話を知りたい人
主に、ご自宅で家計管理をされる方向けに書かれている印象があります。
お金を稼ぐ、お金を貯める、お金を守るなど、お金の知識について著者の両学長がバランスよく解説しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「お金に困らない方法」の特徴は
コミック形式で面白く描かれている
給与から天引きされる社会保険、税金の控除について詳しく書かれている
投資信託(つみたてNISA,IDeCo)を詳しく解説している
また、お金について学べる本「お金の大学」との違いは
「お金の大学」では、お金全体の知識を把握できる
ことに対し、
「お金に困らない方法」では、ビジネスマン向けに、給与の天引きや、投資信託をメインに書かれていることを
書いていきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。